Tennis Arrange

Co-ordination Tennis

《コオーディネーション テニス上達法》

素人の「手打ち」から「プロのような打ち方」にははっきりとした違いがあります。その点について、運動学習という昔からある理論・指導法を、テニス指導に応用したのが、この上達法です。上級者が共通して持つ、情報分析、バランス感覚、身体制御能力などの指導しづらい要素をABCと段階的に分けて指導するものです。

何故、プロのように打てないのか。練習量を増やしても上達しないのか。足の先から、ラケットヘッドまで効率よくパワーを伝えるにはどうしたらいいか。その方法を理解し、できるようにする方法が、この上達法です。

 《コオーディネーション》

コオーディネーションとは、主に目などからの情報を、足・体幹・手に対し、課題に合わせて適切に体の動きを制御することです。テニスという競技の特性は、オープンスキル(自分も動き、相手の動く)でスウィング(目線を確保し、軸を中心に回転)を行なうということです。そう考えるとゴルフや野球のバッティングとは少しずつ要素が違っていますよね。これらの動作は、とても複雑な情報処理と緻密な身体制御(コ・オーディネーション)が必要なのです。テニスにはテニス独特の身体制御技術が必要とされるので、特有の注意点を意識しながらの反復学習が必要となります。

《運動学習motor learning

音痴や訛りを治すことはとても難しいですよね。歳をとってから自転車に乗れるようになりますし、一度乗れるようになれば繰り返し乗れますよね。この特性がテニスの上達法の鍵なのです。初心者が上級者の身のこなしを運動学習することは、音痴や訛りを治すことと同じように困難です。

さらに人間は、目と手はとても仲良し(目と手の協応)で、とっさの時や緊張した時にはつい手に命令をしてしまいます。従って、自分の動きのイメージがなくショットのフィードバックがないままラリー練習やゲームを続けることは、下手な打ち方、俗にいう「手打ち」を継続してしまうので伸び悩んでしまうのです。

ですから、新しいイメージを注入し、それを反射的に再現できるよう、注意しながらの反復学習が必要となり、そこには専門家の知識がある方が効率よく学習できるようになるのです。

《コア・ドリル(体幹・フットワークの使い方を反復練習する)》

股関節から腹筋や背筋の辺り、いわゆる体幹と呼ばれる部分は、筋肉群としてはとても大きい部分ですが、日常では複雑な動きを行いません。上体と下半身をひねる内臓を積極的に窮屈にする動作や、後や横に急激に移動するといった運動はスポーツ独特のものです。日常ではない動きの習得は、まるでリハビリのような苦しい訓練のようですが、自転車に一度乗れると繰り返し乗ることができるように、神経経路が太く(キャナリゼーション)なれば、自動的に無意識にパフォーマンスを何度でも再現することが可能になります。その癖を是正するために、新しいイメージづくりと注意を払いながらの反復練習(分習法によるドリル)が必要となります。それが我々のお薦めするコア・ドリルです。

先ずは体幹を使いこなせるようになり、その後に様々な球種や状況に合わせたフットワークを学び、足からラケットヘッドまで連動させていきます。そのために、勝者のフットワーク(Vフット)のメソッドを用意しております。

Co-ordination Tennis

Core-Drill